こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
主な特徴がシャムとほとんど変わらない「バリニーズ」。シャムの長毛種は突然変異で価値がないと、安価で取引されていました。それが猫種として確立し誕生したのがバリニーズです。
今回はバリニーズの基礎知識を踏まえ、健康維持や病気予防に最適な”おすすめキャットフード”をご紹介します。
「バリニーズってどんな猫なの?」「バリニーズにおすすめのキャットフードが知りたい!」という方の参考になれば幸いです。
この記事の流れは、
- 特徴
- 性格
- 魅力
- 注意点(かかりやすい病気)
- おすすめキャットフード
この流れで解説していきます。もし、すぐにおすすめキャットフードを知りたい方は以下のリンクをクリックすればすぐに見れます。
1.特徴
バリニーズの原産国はアメリカです。もともとはシャムの突然変異で長毛種として稀に産まれていたのを品種として確立されたのがバリニーズです。バリニーズとシャムの違いは被毛の違い程度です。
バリニーズの外見の特徴は毛の長さ以外、シャムと変わらず、顔、耳、手足、尻尾にポイントカラーが有り、瞳は綺麗なサファイアブルーをしています。
被毛は細長くふわふわとしており、身体に密着して生えています。尻尾は他の毛より特に長くなっており、広がるようになっています。
基本情報
平均体重:3kg~4kg
平均寿命:11歳~14歳
2.性格
バリニーズの性格はシャムと同様に神経質な面を持っています。初めて会う人や動物に対して安全だとわかるまで距離を置こうとします。
無理やり仲良くしようとするとストレスになる可能性があるので時間を掛けて仲良くなってあげましょう。一度距離が縮まると、甘えん坊で愛情深くなります。遊ぶ事が大好きで運動量が豊富なのでたくさん遊んであげましょう。
性格上でシャムと違う点は、シャムよりも穏やかな性格をしています。そのせいか鳴き声もシャムと比べて小さめになっています。
3.魅力
バリニーズを実際に飼っている飼い主の評判から、代表的なものを5つ「ピックアップ」してきました。
1.被毛が長い
「シャムみたいな見た目が好き」「猫のフサフサの毛が好き」という方にはバリニーズがおすすめ。
2..警戒心がある
警戒心があるので、知らない人や動物に付いて行く心配がないので安心です。
3.甘えん坊
距離感があったのに、急に甘えてきてくれると可愛さがいつもより倍増します。そんな評判が多いように感じました。
4.遊び好き
運動量が豊富なので、猫とたくさん遊びたい方にはおすすめです。
5.鳴き声が小さい
鳴き声が小さいので、マンションに住んでいる方や集合住宅に住んでいる方でも飼いやすい猫種です。
4.かかりやすい病気の原因と対処方法
バリニーズの健康を維持するためには”かかりやすい病気”のケアは欠かせません。具体的に注意すべき病気は以下の2つになります。
- 尿毒症
- 毛球症(ヘアボール)
これら2つの病気の原因と対処方法をそれぞれ解説します。
尿毒症
腎臓の機能が低下し、有害物質を体外に排出することが出来なくなる病気です。症状としてあらわれるのは、嘔吐、食欲低下、脱水症状などがあります。この病気は放置していると、昏睡状態か最悪死に至ることがあります。
対処方法
普段からご飯をあまり食べなかったり、嘔吐をしてしまったり異変を感じたらすぐに獣医さんに相談をしましょう。この病気は最悪死ぬ事もあるので早期発見、早期治療が大切なのです。すぐに病院へ連れて行って診てもらいましょう。
毛球症
毛球症になると、食欲の低下、吐き気、便秘などの症状が現れます。猫は通常毛繕いをする際毛を一定量飲み込んでしまいますが、普段は外に排出しています。しかし飲み込んだ毛が大量であったり体調が悪かったりすると排出できず毛が体内にたまって球状となり、胃や腸の壁を傷つけ、発症します。
対処方法
軽度であれば毛玉除去剤をなめて毛を溶かし流すことができますが、重度の場合は外科手術が必要になることもあります。予防としては長毛種の場合はこまめにブラッシングをしてあげましょう。短毛種でも1日1回してあげると予防できます。
バリニーズにおすすめのキャットフードは?
バリニーズにおすすめのキャットフードを選ぶなら以下2つのポイントは欠かせません。それは、
- 尿毒症
- 尿路結石
この2つを対策したキャットフードが必要です。尿毒症は腎臓の機能が低下することで発症する病気です。そのため、ぴったり合ったキャットフードを選ぶなら腎臓ケアが最優先となります。
腎臓の機能が低下してしまった猫は高タンパク質のフードを避けなければなりません。体内でうまく分解できず、本来なら排出すべき老廃物や有害物質が体内に溜まります。その結果、尿毒症を発症します。
この尿毒症はすぐに発症するのではなく、徐々に体内に老廃物や有害物質が溜まっていくのですが、飼い主さんが気付けず、「いきなり体調不良になってしまった!」と驚かれる方も多いです。
一方、尿路結石は尿のph値が偏ることよって発症します。猫はもともと水分不足になる生き物で、それが原因となり発症することもあります。
尿路結石は腎臓や尿管、膀胱、尿道に結石ができる病気です。この病気は特有のサインを発することで有名ですが、それを放置しておくと「尿毒症」へ発展する場合があります。さらに悪化すると最悪の場合は死亡することも・・・。
尿路結石も尿毒症も、どちらもしっかりケアして予防してあげないといけません。そのためにバリニーズにおすすめのフードは、「Forza10(フォルツァディエイチ)」です。
【厳選】バリニーズにおすすめのフードはForza10(フォルツァディエイチ)
評価内容 | Bランク |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
価格 | 1382円(単品購入時/amzon参考価格) |
内容量 | 484g |
カロリー | 374kcal/100g |
原産国 | イタリア |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫・老猫用 |
Forza10(フォルツァディエイチ)は猫の健康を考えて作られたオーガニックフードです。また、腎不全など、腎臓に対するケア商品としても有名です。
タンパク質とリンの量を調整することによって腎臓への負担を減らし、尿路結石や尿毒症の予防にも最適です。その数値はリン0.50%、タンパク質27.0%と調整済みです。
特にタンパク質は猫のエネルギーの元になる栄養素です。一般的には高タンパクが良質になりますが、腎臓に対する負担は大きいとされています。(※考え方によっては高タンパク・高品質の方が消化しやすいので負担をかけずらいそうですが・・・)
そんなタンパク質は30.0%前後が最適だと言われています。実際にForza10(フォルツァディエイチ)は27.0%と十分に対策されています。
腎臓ケアは出来るだけ早く始めてあげれば、重病の尿毒症まで悪化することは防げます。しかし、腎臓の低下は年齢とともに起こる体の老化なので、仕方ありません。
かかりつけの獣医さんがいるなら、一度おすすめのフードを聞いてみるのもアリです。
それぞれの猫によってアレルギーなども違います。個人の判断で決めず、専門家のアドバイスをもらうようにしましょう。