こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
『美味しさは素材で決まる。その考えのもと厳選した素材を使用したキャットフード”コンボ”』
今回はそんな美味しさにこだわったキャットフード「コンボ」を格付けします。成分や原材料、実際に購入された方の口コミや評判を徹底調査していこうと思います。
コンボが気になる方や、購入しようか迷っている方の参考になれば幸いです。
日本ペットフードが販売している「コンボ」って?
商品名 | コンボ(まぐろ味鰹節・小魚添え) |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 498円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/全成長段階用 |
内容量 | 700g |
生産国 | 日本 |
備考 | 140g×5 |
主な特徴は以下の「4つ」です。
- 豊富なトッピング
- 美味しさと栄養たっぷり
- 小分けパックによっていつでも新鮮
- 健康を考えた栄養設計
まぐろをはじめとした4種類の粒とカニカマ、小魚を混ぜています。味に飽きがなく食べ続けることができます。
猫の下部尿路やお腹などの健康を考えた栄養設計に仕上がっています。美味しさと健康を両立させたバランスのいいフードです。
コンボの対応年齢は・・・・全年齢対応となっています。食いつきと健康に配慮されているので、安心して食べさせ続けることができます。
原材料と成分を徹底分析!
美味しさと健康を考えて作ったという「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉)、魚介類(小魚、フィッシュミール、カツオブシ、フィッシュパウダー、マグロ節粉、マグロエキス、小魚粉末、カツオエキス、シラスパウダー)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂、γ-リノレン酸)、脱脂大豆、オリゴ糖、ハーブ(タイム、ディル、フェンネル)、野菜類(トマト、ニンジン、ホウレンソウ)、クランベリーパウダー、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、銅、亜鉛、ヨウ素)、pH調整剤、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、酵母細胞壁、着色料(二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色5号、食用青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、グルコサミン、コンドロイチン
次に保証成分をチェック!
たんぱく質27.0%以上、脂質9.0%以上、粗繊維3.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.9%以上、リン0.8%以上、マグネシウム 標準値0.12%、360kcal/100g
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
上記の原材料は「6つの条件」をどれだけクリアできているのか一つ一つみていきましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
使用している酸化防止剤は「ミックストコフェロール」と「ローズマリー抽出物」でした。どちらも天然由来なので安全です。
添加物は安全と言いたいところですが「着色料」が使用されていました。これは発ガンする可能性があり、猫ちゃんには不要な添加物です。
着色料を使っても猫にメリットはありません。むしろデメリットばかりです。フード選びの際には添加物に注意しましょう。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
肉食動物である猫には主原料が肉か魚がくることが好ましいです。残念ですがコンボは穀類が主原料です。
使われている肉類や魚類も「ミール」や「粉」と低品質なものばかりです。マグロ味で販売しているわりにはマグロの量がかなり少ないのも気になります。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料は穀類となっています。穀類は栄養よりも消化不良やアレルギーを引き起こす心配あります。そのため主原料の栄養価は期待できません。
カロリーは平均的ですが、穀類が主原料なのでダイエットに向いていません。穀類は炭水化物が多く含まれています。炭水化物は肥満の原因として最も多いので注意しましょう。
3.「穀物類」への対応は?
使用している穀類は「トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉」でした。穀類の食物繊維は猫ちゃんに良い効果をもたらしてくれます。しかし量が多ければ消化できず、消化不良になる可能性があります。
猫にとって穀類は野生のときから食べていなかったものです。人に飼われている現在も穀類はそこまで必要ありません。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
特徴でも紹介しましたが下部尿路の健康に配慮しています。低マグネシウム設計にすることによって、成猫に多い「マグネシウム由来ストルバイト尿石」の形成を抑制します。
成猫の時には良いのですが、老猫は「カルシウム由来のシュウ酸カルシウム尿石」に配慮しなくてはいけません。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「動物性油脂」と「植物性油脂」でした。「動物性油脂」は使われている動物が不明です。あいまいな表現では品質にも不安が残ります。
植物性油脂に危険なものはありませんが、こちらもあいまいなので品質に不安があります。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
ヒューマングレードの原材料を使用しているか、公式サイトを確認してみました。原材料の品質に関することが記載されていませんでした。結果、原材料の品質は悪いとは言いませんが、良いとも言い切れません。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、万全な状態で品質管理を行っていると記載されていました。工場での品質管理はできています。また製造前の品質チェックもできているでしょう。
工場での管理は安心して良さそうです。
【結論】コンボを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「コンボ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【評価】 |
---|---|
添加物(無添加) | E |
主原料の品質(栄養価) | E |
穀物対策(病気予防) | E |
油(脂肪分) | E |
ヒューマングレード | E |
製造前チェック(安全性) | E |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:E
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「コンボ」を総合評価してみた結果「E」だということがわかりました。原材料をまとめて、下部尿路の健康は考えていたが、それ以外の病気になる可能性があることが分かりました。
主原料に使われているのは穀類と消化不良になりやすくなっています。また使用されているのがトウモロコシと小麦。これらは穀類の中でも特にアレルギーを発症する可能性が高いです。
添加物には猫ちゃんには何も意味が無い”着色料”が使われています。これを与えると猫ちゃんの胃腸に負担がかかるだけです。
健康を考えているのは下部尿路だけで、他の身体のことは考えられていませんね。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
「コンボ」を愛用している愛猫家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考にどうぞ。
よく食べますしコスパもいいのですが合成着色料がはいってたので星を下げました。ネコも家族の一員です。着色料は使用しないでほしいです。
<口コミ&評判 ユーザー1>
猫の食いつきは悪くありませんが、毎回小魚だけ必ずお皿に残っています。手で割ってあげるとすぐに食べるので家の猫には固いのかな?と思います。色々な物が入っているので栄養バランスはよさそうです。
<口コミ&評判 ユーザー2>
前のより食べなかった。吐くこともあったので、小魚がささってしまうようだった。
<口コミ&評判 ユーザー3>
お友達に勧められて購入してみましたが食事を変えるのは難しいです。あまり食べてくれません。
<口コミ&評判 ユーザー4>
ウチの猫逹はこれだけは飽きずにシッカリ食べてくれます。
<口コミ&評判 ユーザー5>
味の好みがはっきりと出るようです。ハマッた子は飼い主さんも満足するほどの食べっぷりです。原材料の内容を考えると、ハマる要素がないので気になります。何か混ぜられているのでしょうか・・・
小魚が入っているので喉に刺さる危険があります。食べる時は見ておいたほうが良さそうです。
コンボはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
コンボは下部尿路への健康維持ができるので、下部尿路に悩む猫ちゃんに最適といえます。ただし、下部尿路へ配慮しても他の病気になる可能性もあります。そのためあまりつよくはおすすめできません。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「コンボ」の価格は700g約500円となっています。
2日で1袋消費で計算すると1日辺り「約50円」となります。原材料を見てください。あの内容で払えますか。私は無理ですね。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「コンボ」の価格を大手3サイトで比較したいと思います。
- amazon ⇒ 498円(700g)
- 楽天市場 ⇒ 484円(700g)
- ヤフーショッピング ⇒ 484円(700g)
コンボを購入するのならば「楽天市場」か「ヤフーショッピング」をオススメします。送料は別途で必要になってきます。
まとめ
以上、コンボの原材料や成分を分析し、安全なキャットフードか徹底検証してみました。口コミや評判からもコンボがどのように評価されているか分かった頂けたはずです。
その結果、残念ながらA~Eの5段階評価中の最低の「E」だと評価しました。
まとめてみて「肉が少なく、穀類が主原料のキャットフード」だということが分かりました。
原材料を見てもらえば分かりますが、猫にとって重要な肉類がかなり少ないです。かわりに穀類が多く使われています。
食べ続けるとアレルギーや消化不良を起こす可能性があります。そのため私は長期的に与えるのはおすすめできません。