こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
食べてくれなくては栄養価があっても意味がありません。食べても栄養価が無ければ意味がありません。そんな悩みを解決するために、美味しさと栄養バランスを両立させたキャットフード「ねこ元気」
今回はそんなキャットフードの「ねこ元気」を格付けします。果たして本当に美味しさと栄養バランスを考えて作られているのでしょうか。原材料や成分、そして実際に愛用されている飼い主さんの口コミから徹底調査していきます。
キャットフード「ねこ元気」って?
商品名 | ねこ元気(お魚ミックス) |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 1253円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/全年齢対応 |
内容量 | 2kg |
生産国 | 日本 |
備考 | 小分けパック4袋入り |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- とびつくおいしさ
- 総合栄養食
- 健康維持
新食感の粒と、猫が大好きなマグロのうまみを含んだ粒の2種類が入っています。猫の嗜好性を高める工夫によって、飛びつくほどのおいしさを実現しています。
また食べるだけでは意味がありません。健康にも配慮してビタミンとミネラルをバランスよく配合しています。
ねこ元気の対応年齢は全年齢となっています。ただ特徴だけで判断すると、全年齢に合わせた工夫はされていないようです。
原材料と成分を徹底分析!
健康面を考慮してビタミンとミネラルが使用されているようですが、他の原材料はどうなっているのでしょうか。実際に確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス等)、豆類(脱脂大豆)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、マグロエキス、カツオエキス、白身魚ミール等)、動物性油脂、ビール酵母、酵母エキス、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
次に保証成分をチェック!
タンパク質:30.0%以上、脂質:9.0%以下、粗繊維:3.0%以下、粗灰分:9.0%以下、水分:10.0%以下、カロリー:約350kcal/100gあたり
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
原材料と成分をもとに、当サイトで推奨している「6つの条件」をクリアできているか検証してみましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
猫にとって有害な「着色料」が使用されていました。猫は視覚でご飯を探しません。匂いで探します。そのため着色料は猫に全く必要ありません。長い期間摂取し続けるとガンができる可能性があります。
100%無添加とはいえず、不要な着色料がたくさん使われていました。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
使用している肉類と魚類は「〇〇ミール」、「〇〇エキス」ばかりでした。ミールやエキスは食用として不適合格のお肉を再利用したものです。
またチキンミールなら羽やトサカなどの副産物が含まれている可能性があります。このようなものを食べ続けると、涙やけやアレルギーの原因にもなりますので気をつけてください。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
猫にとってさほど重要ではない穀類が主原料に使われています。そのため主原料の栄養価は低いといえるでしょう。
穀類には肥満の原因の一つ”炭水化物”が含まれています。原材料を見てもらえば分かりますが、主原料に使われています。ダイエットする以前に太る可能性のほうが高いといえます。
3.「穀物類」への対応は?
使用している穀類は「トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉」でした。猫ちゃんは穀類を消化するのが得意ではありません。主原料ほど含まれているとなると消化不良になる可能性がかなり高くなります。
またアレルギーになりやすいトウモロコシと小麦がガッツリ使われているので、アレルギーになる可能性も非常に高くなっています。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
猫がなりやすい病気の対策がされているか公式サイトを確認してみました。残念ながら、対策についての記載がありませんでした。なので病気の予防には期待しないほうが良いでしょう。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使っている油は「動物性油脂」でした。動物性油脂は使用している動物が不明です。使い古した油や病気で死んだ動物から取った油を再利用している可能性があります。そのため品質や鮮度に不安が残ります。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
公式サイトを確認してみましたが、ヒューマングレードの原材料を使用しているという記載はありませんでした。品質が悪いとは言いませんが、良くはありません。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
公式サイトで製造前の品質チェックを行っているか確認してみたところ、品質チェックを行っていることについて記載されていました。しかし工場での管理についての記載はありませんでした。
結果、品質チェックはできていますが、工場での管理に不安が残ります。
【結論】ねこ元気を格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「ねこ元気」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | E |
主原料の品質(栄養価) | E |
穀物対策(病気予防) | E |
油(脂肪分) | E |
ヒューマングレード | E |
製造前チェック(安全性) | C |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:E
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「ねこ元気」を総合評価してみた結果「E」だということがわかりました。原材料をまとめてみて、全体的に品質の低いものが多く使われているなと思いました。
原材料に不透明な部分が多かったです。肉類と魚介類の最後に「等」を付けて何が入っているのか曖昧。油脂類には何の動物か不明な「動物性油脂」の使用。
このように分からない部分が多く、愛猫に安心して与えるのは難しいと思います。残念ですが、おいしさと栄養バランスを両立させたとのことでしたが、全くできていませんでした。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「ねこ元気」を買ってみた飼い主さんの口コミを5つまとめました。購入前の参考にどうぞ。
食べたら吐くの繰り返しです。食べたもの全部、吐きます。
他メーカーのものは吐きません。勿体ないけど、食べさせると調子が悪くなるので残りは捨てました。<口コミ&評判 ユーザー1>
いつも食べてる餌と違ったのでちょっと心配しましたが、問題なく元気に食べてます。
<口コミ&評判 ユーザー2>
うちの猫たちが気にいったごはんですので美味しそうに食べています。
<口コミ&評判 ユーザー3>
腰痛をおこしてしまい、重いものが持てなくなったので小分けはやはり便利です。新鮮さもありますし。満足です
<口コミ&評判 ユーザー4>
猫が飽きるので同じシリーズで三種買いました。食いつきはどれもあんまり?猫缶無いとしょうがないから食べてる見たいです。歯みがき代わりかな。
<口コミ&評判 ユーザー5>
食いつきは「小粒で食べやすそう」や「元気に食べている」など、高評価でした。
低品質な原材料のせいか「食べたら吐いた」という猫ちゃんがいました。原因として考えられる原材料が多いので分かりませんが、お腹の弱い猫ちゃんは避けるのが無難です。
ねこ元気はこんな猫ちゃんにおすすめ!!
ねこ元気は食いつきは良いようなので、偏食気味の猫ちゃんにおすすめです。しかし、健康面を考えるとあまりおすすめできません。
実際に口コミでも嘔吐した子がいるので注意してください。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「ねこ元気」の価格は「1253円(2kg)」でした。(公式が出品しているamazonの価格を参考にしています)
1日辺りの食事代に計算してみると「約40円」と、かなりの安さになりました。正直、あの原材料の内容を考えると納得はできます・・・
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
「ねこ元気」の価格をネット通販3サイトで比べていきます。
- amazon ⇒ 594円
- 楽天 ⇒ 698円
- ヤフーショッピング ⇒ 650円
最安値はamazonの「594円」でした。ちなみに送料は含んでいないので、送料によっては最安値が変わるかもしれません。あくまで参考にしてください。
まとめ
以上、キャットフード「ねこ元気」の原材料や成分、口コミでの評判を徹底調査してみました。その結果、残念ながらA~Eの5段階評価中の最低の「E」だと評価しました。
まとめてみて「低品質な原材料が多く、おいしさと栄養バランスが両立できていないキャットフード」だと分かりました。
原材料を見てもらえばわかりますが不明な部分が多く、不安が残ります。また口コミでは「食べては吐く」猫ちゃんもいました。私としては上記の理由からすすめることは難しいです。