こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
猫が必要としているものが全部入っているキャットフード「フリスキー」
今回はそんなキャットフードの「フリスキー」を格付けします。成分や原材料から必要なものが入っているのか徹底調査します。そして実際に購入してみた方の口コミや評判も紹介します。
PURINAの「フリスキー」とは?
商品名 | フリスキー ドライ ミックス |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 622円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫用 |
内容量 | 2kg |
生産国 | タイ |
備考 | 500g×4袋 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 総合栄養食
- マルチビタミン
- 下部尿路の健康維持
総合栄養食として栄養を満たし、猫が大好きなマグロやサーモン、かつおを配合することによって美味しさもアップしています。
様々なビタミンを配合することによって、猫ちゃんの健康をサポートします。マグネシウムとミネラルの含有量を調節することによって尿路結石の形成をふせぎます。
フリスキーの対応年齢は成猫用となっています。最も尿路結石ができやすい成猫期に下部尿路への配慮がされているのは助かります。
原材料と成分を徹底分析!
猫にとって必要なものがちゃんと入っているか「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
穀類(とうもろこし、小麦、コーングルテンミール等)、肉類(家禽ミール、ビーフミール等)、豆類(大豆ミール)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂)、たんぱく加水分解物、魚介類(まぐろミール、かつおミール、サーモンエキス、魚介エキス)、野菜類(野菜パウダー)、卵類(卵)、乳類(ミルクパウダー)、ミネラル類(カルシウム、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、着色料(食用赤色2号、食用黄色4号、食用黄色5号)、香料
次に保証成分をチェック!
粗たん白質 26%以上,粗脂肪 8%以上,粗繊維 4.5%以下
粗灰分 9%以下,水分 12%以下
(マグネシウム0.1%:標準分析値)
代謝エネルギー:約340kcal/100g
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
分析した原材料と成分をもとに、当サイトで推奨している「キャットフードの正しい選び方6ヶ条」をクリアできているか検証してみましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
有害な添加物「着色料」と「香料」使用されていました。猫は嗅覚で美味しさを感じ取ります。そのため香料を使うのはまだ分かります。しかし、着色料は全く意味がありません。むしろガンやアレルギーなどを発症させるおそれがあります。
香料は天然か人工か判断できません。念のため危険と判断しています。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
肉食の猫にとって、お肉とお魚はとっても大切です。肉類を見てみると低品質な「家禽ミール」と「ビーフミール」が使われています。
”ミール”とは毛や羽、内臓など栄養価の無いものが混ぜられたものです。本来であれば捨てられているような部位です。そのようなものを食べると猫によっては消化不良や涙やけの原因にもなります。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料に穀類が使われているので肉類による栄養は期待出来ません。穀類が主原料に使われているのでダイエットは難しいと思います。穀類は肥満の原因である炭水化物を多く含み、消化がしづらいです。なのでダイエットするよりも太る可能性が高いです。
3.「穀物類」への対応は?
使用している穀類は「とうもろこし、小麦、コーングルテンミール等」でした。まず猫にとって穀類は主原料ほど必要ありません。猫は人や犬と違い、完全肉食なので穀類を消化することはできません。
そのため、主原料に使われるほどの穀類を食べると消化不良を引き起こす可能性があります。またとうもろこしと小麦はアレルギーも発症させやすいので注意が必要です。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
尿路結石の原因であるマグネシウムの量を調整し、尿路結石の形成を予防をしているそうです。保証成分を見ると「マグネシウム0.1%」になっています。AAFCOが定める基準より、ほんの少しだけ高くなっていますが、予防はできると思います。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「動物性油脂」と「植物性油脂」でした。植物性油脂は特に危険は無く、比較的安全です。ただ、何の植物を使っているか記載してほしいですね。
動物性油脂は植物に比べて酸化が早くなっています。そのため加工段階で酸化防止剤が使われます。この時に使う酸化防止剤は表記する義務がなく、強力な酸化防止剤が使用されている可能性があります。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
公式サイトを確認してみました。残念ながらヒューマングレードではありませんでした。高品質な原材料をつかっていると記載されていましたが、原材料の内容を考えると高品質のようには思えません。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
公式サイトを確認してみましたが、工場について一切記載されていませんでした。製造前の品質チェックや品質管理、衛生管理がしっかりと行われているか疑問にのこります。
【結論】フリスキーを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「フリスキー」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | E |
主原料の品質(栄養価) | E |
穀物対策(病気予防) | E |
油(脂肪分) | D |
ヒューマングレード | E |
製造前チェック(安全性) | E |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:E
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「フリスキー」を総合評価してみた結果「E」だということがわかりました。原材料をまとめてみて、下部尿路への配慮はされていましたが、他が駄目だったなと思いました。
肉類は品質に不安があるミール系の使用。穀類は主原料ほど多く使い、アレルギーになりやすいものが含まれていました。これ以外にも条件を見てもらえば分かりますがたくさんあります。残念ですが猫に与えるには正直不安要素が多すぎます。
小分けパックや価格は飼い主としてかなり魅力的です。しかし私は猫ちゃんの今後の健康を考えると避けたいものが多く、おすすめはできません。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際に「フリスキー」を購入した愛猫家の方の「口コミ」や「評判」をまとめました。参考にしてください。
小袋に分けられていて多頭飼いには助かる値段ですが食い付きはあまりよくありません。
<口コミ&評判 ユーザー1>
着色料と酸化防止剤が気になりますが、他のより食いつきが良いので継続中です。
<口コミ&評判 ユーザー2>
知人からいただき、それからはフリスキーにしていますたまに違う物と混ぜると食いつきが悪かったり嘔吐しちゃいますなのでフリスキー+混ぜるものも定番の物で定着しています
<口コミ&評判 ユーザー3>
猫三匹飼っているのでまとめ買いです。安く買えてよかったです。
<口コミ&評判 ユーザー4>
最初は吐き戻しなかったのですがやはりダメでした。小袋入りなので大丈夫かな?と思ったんですが。でも安いので助かりました。
<口コミ&評判 ユーザー5>
おもに価格と量から多頭飼いしている飼い主さんから高評価でした。ただキャットフードとしては食いつきに差があり、吐き戻した子もいるようです。
フリスキーは飼い主さんからの評判は良かったのですが、猫のことでは評判が低めでした。
フリスキーはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
フリスキーは価格と量がかなり安いので、猫よりも多頭飼いしているお家におすすめをします。しかし吐き戻している猫ちゃんもいるようで、全員の猫ちゃんの健康を考えると強くはおすすめしません。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「フリスキー」の価格は「622円(2kg)」でした。これを1日辺りの食事代に計算すると「約20円」でした。
ここまで安いと、正直不安です。この価格の食べ物で健康を維持するのは難しいと私は思います。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「フリスキー」の価格を通販サイトで比較して行きたいと思います。
- amazon ⇒ 622円
- 楽天市場 ⇒ 580円
- ヤフーショッピング ⇒ 580円
購入するのであれば「楽天市場」か「ヤフーショッピング」がお得です。どちらか利用しやすいほうで、購入するのが良いと思います。
まとめ
以上、キャットフード「フリスキー」は安全なキャットフードとして”6つの条件”を満たせているか原材料と成分から検証してみました。
その結果、残念ながらA~Eの5段階評価中の最低の「E」だと評価しました。
まとめてみて「猫が欲しいものは全く入っておらず、不要な添加物や穀類がたくさん配合されたキャットフード」だと分かりました。
価格や内容量は飼い主として非常に助かります。しかし愛猫の健康を考えると、口コミで”吐いた”という子もいるのでおすすめできません。