こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
猫ちゃんの身体の健康維持だけではなく、心の健康維持までできるというちょっと変わったキャットフード「ミャウミャウ」
心まで健康維持できるそうですが、どのような中身となっているのでしょうか?原材料や成分を徹底分析し、安全なキャットフードか判断をしたいと思います。
また、実際に購入してみて食いつきや体調面はよかったのか、口コミでの評判もまとめていきます。
アイシアが販売している「ミャウミャウ」って?
商品名 | ミャウミャウ(カリカリ小粒タイプ・かつお味) |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 340円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫用 |
内容量 | 270g |
生産国 | 日本 |
備考 | 賞味期限・製造より1年半 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- a-iペプチド配合
- タウリン配合
- 皮膚・被毛の健康維持
a-iペプチド配合
a-iペプチドはタンパク質より消化吸収性に優れ、嗜好性が高くなります。栄養をしっかりと吸収でき、食いつきも良くなるのはキャットフードとして理想的です。
※a-iペプチドとは、ミャウミャウの販売会社アイシアと獣医学部の教授が共同開発して作られたものです。
タウリン配合
猫にとってタウリンは体内で作ることができず、ご飯かサプリから摂る必要がある”必須栄養素”の一つです。タウリンは目や心臓などの健康には欠かせないものです。
わざわざサプリから摂る必要はなく、食べさせるだけで摂れるのは助かりますね。
皮膚・被毛の健康維持
皮膚、被毛の健康維持のためにコラーゲンやビタミンなどの配合、必須脂肪酸のバランスを調整など様々な工夫がされています。
皮膚、被毛は外からの病気の感染を防ぐ役割があるので、ここまでこだわっていると愛猫の健康にも繋がりそうです。
ミャウミャウの対応年齢は成猫用となっています。成猫は活発的でエネルギーを多く消費します。そのような時期に消化吸収性に優れ、栄養をしっかりと吸収できるa-iペプチドが配合されているのは、しっかりと猫のことを考えられています。
原材料と成分を徹底分析!
特徴だけでは健康面に配慮されていますが、実際に使用している「原材料と成分」を確認してみましょう。危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉等)、魚介類(魚粉、フィッシュエキス、かつおペプチド等)、肉類(チキンミール、チキンレバーパウダー等)、動物性油脂、オリゴ糖、ミネラル類(Na、Cl、K、Ca、P、Zn、Fe、Mn、Cu、Co、I)、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン、C)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物)
次に保証成分をチェック!
粗たんぱく質:30.0%以上、粗脂肪:9.0%以上、粗繊維:4.0%以下、粗灰分:8.5%以下、水分:10.0%以下、
エネルギー:340kcal/100g
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
分析した原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「6つの条件」をどれだけクリアしているのか見ていきましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
合成着色料や香料など猫ちゃんにとって不要なものは使用されていませんでした。酸化防止剤も全て天然由来の成分なので安全です。
添加物による害はないので安心ですね。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
肉食動物の猫にとって肉や魚は最も大切です。しかし、使用している魚介類と肉類は低品質なミールやエキスなどが使われていました。
ミールとは粉状にし、混ぜやすくしたものです。粉状にする時に肉だけが使われるという訳ではなく、羽やトサカなど栄養がない副産物が含まれている可能性があります。
ミールやエキスのような低品質な肉や魚を食べ続けるとアレルギーや涙やけなどの原因にもなりますので注意してください。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料に使われているのは穀類なので、主原料の栄養価には期待できません。肉食動物の猫を考えると肉や魚の動物性タンパク質が主原料に使われるのが好ましいです。
ダイエットができるか保証成分を確認してみると、カロリーは「340カロリー」と平均よりも少し低く、粗脂肪も9%以上と抑えられていました。そのためダイエットはできるかもしれません。
ただ、肥満の原因である穀類が主原料なので痩せるには、それなりの運動も必要になってきます。
3.「穀物類」への対応は?
使用している穀類は「トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉」でした。まず、使われている穀類全てアレルギーを引き起こす可能性が高いので非常に残念です。
また、アレルギーだけではなく、消化不良にもなる可能性があります。穀類は時間をかけて消化する食べ物です。しかし、猫は完全な肉食動物のため胃腸が短く、穀類の消化に適していません。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
公式サイトによると「下部尿路」への対策がされていました。マグネシウムの含有量を調整して配慮しているそうですが、保証成分にどれだけ含まれているか具体的に記載されておらず、少し信用性に欠けます。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「動物性油脂」のみでした。動物性油脂は植物性に比べて、酸化による劣化が早くなっています。そのため、加工される段階で合成酸化防止剤が使われていることがあります。合成酸化防止剤が使われていた場合、猫ちゃんの体の負担にもなるので心配です。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
公式サイトで原材料がヒューマングレードか確認してみました。残念ですが、ヒューマングレードに関することが記載されていませんでした。また、原材料の品質についても記載されていなかったので、少し信用性に欠けます。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、工場について記載されていませんでした。国産で安心する方もいると思いますが、製造前の品質チェックや品質管理など信用性に欠けます。
【結論】ミャウミャウを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「ミャウミャウ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
---|---|
添加物(無添加) | C |
主原料の品質(栄養価) | D |
穀物対策(病気予防) | E |
油(脂肪分) | E |
ヒューマングレード | E |
製造前チェック(安全性) | D |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:D
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「ミャウミャウ」を総合評価してみた結果「D」相当だとわかりました。ミネラルやビタミンなど健康に良いものが豊富に含まれ、添加物に危険なものは使用されていないのは素直に評価が出来ます。
しかし、原材料の表記に「等」や「動物性油脂」と曖昧なものが多く使われているので「D」と評価させていただきました。使用されている原材料が不透明なものを食べるのは私達、人間も嫌ですよね。そのようなものを家族の一員である愛猫にも与えたくありません。
特徴では猫の健康を考えているようでしたが、アレルギーになりやすい穀類を主原料に使っているなど、別の病気への配慮ができていなかったなと思います。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「ミャウミャウ」を食べさせてみて、食いつきや体調面の改善などされたのか見てみましょう。
15歳の猫ですが、留守にする事が多く、部屋も狭いので、ストレス軽減になればと思い購入しました。小粒で食べやすく、味も気に入って食べてくれてます。
<口コミ&評判 ユーザー1>
ミャウミャウシリーズ全部良く食べてくれます!!もう少し容量があると助かるんですけどね^^
<口コミ&評判 ユーザー2>
お留守番のストレスを解消するためにあげています。おいしいようで完食しています。
<口コミ&評判 ユーザー3>
我が家の猫は 鰹味がお腹に合わなかった様です。凄い下痢をしました。ただ、味と香りはいいみたいで 猫自身は好んで食べていたので非常に残念です
<口コミ&評判 ユーザー4>
我が家のネコは、小さい口でお上品にフードを食べるので、小粒のこのフードは食いつきがよく、よく食べます。便の臭いもきにならないです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
心の健康維持という広告に惹かれて、愛猫のストレス軽減と解消のために買っているという飼い主さんがたくさんいました。ただ、効果はあまり実感できていないようです。
高評価で多かったのが「小粒で食べやすそう」でした。なので口が小さい猫ちゃんには良いかもしれませんね。ただ、あまり噛まない子だと飲み込んでしまう可能性もあるので気をつけましょう。
ミャウミャウはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
ミャウミャウを勧めるとしたらストレス解消、改善したい子ですかね。効果の実感をできている飼い主さんはいませんが、気休め程度に試してみても良いかもしれませんね。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「ミャウミャウ」の価格は「340円(270g)」でした。
これを1日の食事代に換算すると「80円」になります。正直、使用している原材料は他の格安キャットフードと大差が無いので、この価格設定は高いように感じます。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「ミャウミャウ」の価格を比較して行きたいと思います。購入する際の参考にどうぞ。
- amazon ⇒ 340円
- 楽天 ⇒ 317円
- ヤフーショッピング ⇒ 317円
最安値は「楽天」と「ヤフーショッピング」でした。購入する場合はどちらか買いやすいほうで良いと思います。
まとめ
以上、「ミャウミャウ」の原材料や成分を分析してみると、あいまいな表記が多く、与えるには少し不安のあるキャットフードだと分かりました。
その結果、残念ながらA~Eの5段階評価中の「D」だと評価しました。
心の健康維持はキャットフードの中でも珍しく非常におもしろいと思います。しかし、その前に愛猫の体の健康維持に期待ができないのが残念です。