こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
スウェーデンで100年以上ペットフードを製造してきた、歴史ある会社”Doggy AB”のキャットフード「ボジータ」。
スウェーデン産の原材料にこだわって作られているようです。実際に、こだわっている成分や原材料を調査し、安全なキャットフードなのか見極めたいと思います。また、口コミでの評判も紹介していきます。
Doggy ABが販売している「ボジータ」って?
商品名 | ボジータ(インドア&ステリライズド) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 5,140円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/全年齢対応 |
内容量 | 2kg |
生産国 | スウェーデン |
備考 | 特になし |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- スウェーデン産のチキンを使用
- 新陳代謝を向上
- 腎臓と下部尿路へ配慮
スウェーデン産のチキンを使用
スウェーデン産のチキンは新鮮で美味しさと消化性に優れ、栄養を吸収しやすくなっています。食いつき、消化、栄養の3つがそろった完璧なお肉が使用されているのは肉食の猫にとってかなり良いことだといえます。
新陳代謝を向上
体内に溜まる脂肪燃焼を助けてくれるカルニチン(アミノ酸)を配合することによって新陳代謝を促し、向上させます。肥満になりにくいように工夫がされているので、運動量が少ない子にも食べさせやすくなっています。
腎臓と下部尿路へ配慮
ミネラルのバランスを調整することによって、腎臓と下部尿路に優しくなっています。病気になりやすい腎臓と下部尿路へ配慮されているのは助かります。
ボジータの対応年齢は全年齢対応となっています。室内飼育と高齢、体重過多の猫向けのフードとなっています。
原材料と成分を徹底分析!
スウェーデン産のチキン以外にも、どのようなものが使われているのか「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料で危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
鶏肉(鶏肉(ドライ)25%、新鮮なスウェーデン産鶏肉4%)、全粒小麦、トウモロコシ、豚肉粉、動物性脂肪、ライス、加水分解鶏肉、セルロース繊維、トウモロコシグルテン、魚(ドライ/タラ・ニシン)、卵粉、酵母(マクロガード®)(β-1.3/1.6グルカン0.05%)、ビートファイバー、塩化カリウム、第二リン酸カルシウム
次に保証成分をチェック!
粗タンパク質32%、粗脂肪14%、粗繊維3.7%、粗灰分7.1%、カルシウム1.1%、リン0.9%、マグネシウム0.09%、水分10%
346.6kcal/100g
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
調査した原材料と成分をもとに、安全なキャットフードとして6つの条件をどれだけ満たせているのか見ていきましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
人工保存料で危険なBHAやBHTを使用せず、天然由来の保存料が使われているので安心です。また、猫にとって有害な着色料や香料なども使われていないのは評価ができます。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
肉食動物である猫にとって肉類が主原料に使われているのが絶対条件ともいえます。原材料を確認してみると、ちゃんと肉類を主原料に配合されていました。また、使用しているのが「鶏肉」と「スウェーデン産の鶏肉」と高品質なものなので安心です。
ただ、原材料の表記を確認してもらうと分かるのですが、鶏肉が25%に対して、スウェーデン産の鶏肉は4%しか混ぜられていません。
あれだけ特徴でスウェーデン産の鶏肉を推していたわりに含有量が4%とはちょっと驚きました。品質は悪くないので問題はありませんが少し気になります。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
肉食の猫にとって大事な動物性タンパク質(肉や魚)が主原料に使われていましたので、栄養価は高いといえます。また、品質も良いので安心です。
痩せることはできるのか、保証成分のカロリーを確認してみました。カロリーは「346カロリー」と平均的な数字でした。脂肪燃焼を促進させるカルニチンが配合されているので、ダイエットはできると思います。
ただし、脂肪燃焼を促進させるといっても、ある程度の運動をしなければ燃焼はしないので注意が必要です。
3.「穀物類」への対応は?
主原料のあとに全粒小麦とトウモロコシ粉が使われていました。肉食動物である猫にとって穀類はほとんど必要ありません。含まれている量が多ければ多いほど消化不良を引き起こす可能性があります。
さらに、最も多く含まれている全粒小麦とトウモロコシ粉はアレルギー発症の恐れがあります。そのため、穀類に対してデリケートな猫やお腹が弱い猫は避けたほうが良いです。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
セルロース(食物繊維)を使用することによって毛玉ケア、ミネラルのバランス調整による腎臓と尿路ケア、セレンによるガン予防と様々な対策がされています。
尿路や腎臓などなりやすい病気から、重大な病気ガンの予防と幅広く対策がされているのは評価ができます。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「動物性脂肪」でした。これでは使用している動物が不明で、品質や鮮度に不安があります。高品質なキャットフードになれば使用している油の名前はしっかりと記載されています。キャットフード選びの参考に見てみてください。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
公式サイトでヒューマングレードの原材料か調べてみたところ、ヒューマングレードの原材料を使用しているという記載はありませんでした。
高品質の原材料を使用していると記載はありましたので、品質は悪くないと思います。ただ、ヒューマングレードの原材料ではないので高いともいえません。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、品質管理ができていないと認められないISO規格とHACCPを認証している記載がありました。なので、製造前の品質チェック、工場での品質管理と衛生管理、全てできているといえます。
【結論】ボジータを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「ボジータ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | C |
主原料の品質(栄養価) | B |
穀物対策(病気予防) | D |
油(脂肪分) | E |
ヒューマングレード | C |
製造前チェック(安全性) | A |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:C
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「ボジータ」を総合評価してみた結果「C」だということがわかりました。原材料をまとめてみて。品質の良い肉類が主原料に使われているのは評価ができます。
しかし、残念なことに豚肉粉と品質に不安のあるものが使用されていました。また豚肉粉以外にも動物性脂肪や穀類の多使用など全体的に品質や安全性に不安が多い印象です。
特に気をつけて欲しいのが穀類に小麦とトウモロコシが使用されているので、穀類にアレルギーを持っている猫、お腹が弱い猫は消化不良による下痢になる可能性があるので気をつけてください。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「ボジータ」をこうにゅうしてみた
アメリカンショートの雑種。16歳半年。(病気療養中)と三毛猫。15歳?カ月。試しに与えた所喜んで食べたので、年末に購入しました。病院食は殆ど食べずそっぽを向き、半年で体重が激減。2キロも減っていました。気にいったようでよく食べます。食べる量は規定量より少ないんですが、1週間で1袋を完食。ザナベレキャットフードシニア+グルテンフリーとの併用、気が向いた方を食べていました。年始に病院で血液検査や体重測定をした結果、良好。しかも僅か2週間で体重増加が200グラム。
<口コミ&評判 ユーザー1>
知名度が低いのか、amazonや楽天での口コミはありませんでした。口コミが増え次第追記して行きたいと思います。
ボジータはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
ボジータは口コミで体重を増やすことができた声がありました。体重管理はできるようなので、太り気味、痩せ気味の猫におすすめします。
ただ、長期的に与えるのは穀類によるアレルギーの不安があるのでおすすめできません。あくまで、体重管理として一時的に与えるのに最適です。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「ボジータ」の価格は「5140円」です。
これを1日のご飯代に換算すると「165円」でした。価格はキャットフードの中でも上位の高さですが、原材料は上位だとは言えません。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「ボジータ」の価格を通販2サイトで比較します。(※価格は全て2kgの価格となっています。)
- amazon ⇒ 5140円
- 楽天 ⇒ 5140円
2サイトで価格に差はありませんでした。購入するのは、いつも利用している購入しやすいところでいいと思います。
まとめ
以上、キャットフード「ボジータ」の原材料や成分を分析してみると、主原料に肉類を使われているのは評価できました。しかし、穀類が多く使われているのは残念です。
その結果、A~Eの5段階評価中の「C」だと評価しました。
体重管理ができるメリットはありますが、価格と原材料の内容が見合っていませんでした。正直、体重管理をするだけならば他のキャットフードでいいと思います。