こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
非加熱のまま配合することによって必要な栄養素を失わないように工夫された、オーストラリア生まれのキャットフード「クプレラ」。
栄養素が失われないように工夫をしているとのことですが、どれだけ栄養素が含まれているのでしょうか。実際に原材料や成分を解析し、栄養は豊富なのか判断をしたいと思います。
また、後半には口コミでの食いつきや、体調面は改善されたのかも見ていきたいと思います。
LINNA商会が販売する「クプレラ」って?
商品名 | クプレラ(ラム&ミレット) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 3,477円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/全年齢対応 |
内容量 | 1.8kg |
生産国 | オーストラリア |
備考 | 特になし |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 安全な原材料
- 様々なハーブ&オーガニック
- グルテンフリー
安全な原材料
肉類は添加物が含まれていない飼料を与えて育ったオーストラリア産のラム肉を使っています。穀類は農場から直接仕入れた、保存料無添加の安全な全粒穀物を使っています。
飼料の段階から添加物は使わないラム肉や、保存料無添加の穀類を使うなど原材料の安全性にこだわりを感じることができます。
様々なハーブ&オーガニック
様々なハーブやオーガニックを取り入れることによって、消化器系の改善や病気への免疫力を向上させ、未然に病気を防ぎます。
猫の体に優しいハーブやオーガニックで病気の予防ができるのは助かります。
グルテンフリー
アレルギーの原因となる「グルテン(タンパク質の一種)」は一切入っていないグルテンフリーとなっています。そのため、グルテンアレルギーの猫にも安心して食べさせてあげることができます。
グルテンはアレルギーを引き起こす原因として多いので、含まれていないのは安心できます。
クプレラの対応年齢は全年齢対応となっています。ハーブやオーガニックで消化、吸収をサポートしてくれるので、消化器官が未発達の幼猫や、消化器官が弱ってくる老猫にも与えやすくなっています。
原材料と成分を徹底分析!
安全な原材料を使っているとのことですが、実際に安全なのか「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
ラム肉、 魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ、トビウオ)、 ひきわりミレット(黍)、 ひきわり玄米、 米ぬか油、 ※カノラオイル、 ひきわりフラックスシード、米ぬか、モンモリロナイト、 アマランサス、 ユッカ、 ネトル、 ブルーベリー、 スリッペリーエルム、 西洋タンポポ、 チコリ、 タウリン、 ※活性酵素、 ※プロバイオティクス(好酸性乳酸桿菌、機能性酵母、陽性桿菌)、 ※多糖類、 ビタミン&キレートミネラル( カロチン、 塩化コリン、 炭酸カルシウム、 ビタミンE、 鉄、 ビタミンA、 亜鉛、 ナイアシン、 葉酸、 チアミン、 ビタミンB6、 マンガン、 ビタミンK群、 ヨウ素 )
※印の原材料は、オーガニックです。
次に保証成分をチェック!
粗たんぱく質31%以上、粗脂肪11%以上
粗繊維5%以下、粗灰分8%以下、水分10%以下
代謝カロリー365kcal /(100g中)
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
解析した原材料と成分をもとに、安全なキャットフードなのか「6つの条件」に当てはめて見ていこうと思います。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
酸化防止剤に危険で強力なBHTやBHAなどの発ガンする可能性のあるものは使用されていないので、添加物の心配なく与えることができます。
また、保存料を使用しないかわりにパッケージの三層構造や、脱酸素剤の小包を入れるなどの工夫がされているのは嬉しいポイントです。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
オーストラリア産のラム肉が主原料に使われています。オーストラリアは安全性や管理基準が非常に厳しいので良質なラム肉が使用されているといえます。
また、羊の飼料にはホルモン剤や成長促進剤などの添加物は一切使用されていないので、安全性も高くなっています。
ちなみにラム肉は皮膚被毛の健康維持や、脂肪燃焼などの効果に期待することができます。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料と2番目に猫が最も必要とする動物性タンパク質(肉や魚)が使われているので、栄養価は高くなっています。
ダイエットは、以下の3つの理由からできると思います。
- 主原料のラム肉は脂肪燃焼の効果があるので、運動をすれば無駄な脂肪は付かなくなります。
- 配合されているハーブとオーガニックによって消化器系が活発に働きます。それによって食べたものをしっかりとエネルギーに変換することで太りにくくなります。
- カロリー「365カロリー」と平均的な数字で、粗脂肪は11%と控えめになっています。数値が抑えられているので無駄な脂肪は付きにくくなっています。そのため、運動量が少なくなった肥満猫でも痩せることは可能だと思います。
3.「穀物類」への対応は?
ひきわりミレットや玄米など栄養豊富な穀類が使用されていますが、猫は完全肉食動物のため、これらは本来不要だといえます。
猫は人間や犬に比べて腸が短くなっているので、時間をかけて消化する穀類を得意としていません。そのため、品質に関係なく消化不良が起こる可能性があります。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
クプレラは尿路結石や毛玉ケアなどの対策はされていませんでしたが、猫がなりやすい病気の一つ「アレルギー」への対策はできていました。
アレルギーの原因として多いグルテンは一切含まれていないことや、発症のリスクが低いラム肉を使うなど、アレルギーに対して考えて作られています。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「米ぬか油」と「カノラオイル」でした。どちらも動物性油脂に比べて酸化による劣化が遅い植物性油脂なので品質は良いといえます。
また、オーガニック(有機)のカノラオイルを使っているので品質、安全性ともに油の中でトップクラスだといえます。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
公式サイトではヒューマングレードの原材料を使用していると記載されていませんでした。しかし、フードのパッケージの裏側には「全てヒューマングレードの原材料を使用している」と表記されていました。
ヒューマングレードの原材料が使われていたので、原材料全体の品質は高いといえます。ただ、公式サイトにも使っていること記載するなど、もう少し分かりやすくしてほしいところです。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、品質チェックを行っていることや工場での品質管理についてなどの記載がありませんでした。
そのため、工場での品質管理や衛生管理などができているのか疑問に残ります。
【結論】クプレラを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「クプレラ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | A |
主原料の品質(栄養価) | B |
穀物対策(病気予防) | C |
油(脂肪分) | A |
ヒューマングレード | A |
製造前チェック(安全性) | E |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:B
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「クプレラ」を総合評価してみた結果「B」だと判断しました。原材料を解析してみると、アレルギーに配慮された安全性の高い原材料が使われていました。
ヒューマングレードの原材料を使った品質、アレルギーに配慮した安全性と、どちらも高くなっているのでA評価するか迷いました。しかし、B評価にした理由は「穀類」が配合されていたからです。
アレルギーを引き起こしやすい穀類は使われていないので安全ですが、猫は肉食動物だということを考えると、相性の悪い穀類は4種類も配合する必要ないと思います。そのため、B評価とさせていただきました。
クプレラの口コミや評判を検証!悪評はない?
実際にキャットフード「クプレラ」を買って、愛猫に与えてみた飼い主さんの口コミを見てみましょう。
高齢猫なので美味しいものをたくさん食べて欲しかったのですが、全く食べてくれませんでした。残念でした
<口コミ&評判 ユーザー1>
肥満の愛猫のために。ずっと療法食を量を守ってやっているのですがなかなか減量に成功しないので、一旦お休みしました。その間に安全性の高い餌をと思ってこちらを購入したのですが、何故かこちらの餌で体重が200g~300gほど減りました!
<口コミ&評判 ユーザー2>
うちの子は胃腸が弱くなかなか合うフードが見つからなかったのですが、このクプレラシリーズはプロバイオティスクや酵素も入っていてお腹に優しいと思います。 食べ始めてから調子も良くなりました。食いつきもいいです。
<口コミ&評判 ユーザー3>
ただ、食いつきはそこまででもないかも。安全なごはんかなと思うので、いいとおもいます。好みもあると思うのですが、これから気に入ってくれることに期待です。
<口コミ&評判 ユーザー4>
SGJプレミアムキャットと内容的には似てますが、食いつきはSGJのほうがいいかなあ…。匂いもいいし、体に良さそうな安心フードです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
安全性が高いフードとして高評価を受け、実際にお腹の調子がよくなる効果が出ているようです。他にも体重が減った猫がいましたので、ダイエットの効果にはかなり期待をしてもいいんじゃないでしょうか。
しかし、慣れないラム肉が使われているせいか、食いつきはイマイチなようです。
クプレラはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
クプレラは口コミでも痩せることができた猫がいましたので、ダイエットのために肥満気味の猫におすすめをします。
また、ダイエットだけではなくお腹の調子が良くなった猫もいましたので、お腹の調子が悪い猫にもおすすめできます。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「クプレラ」の価格は「3477円」でした。
これを1日あたりの食事代に計算すると「112円」になりました。穀類が使われていることに引っかかりますが、品質と安全性を考えると高くはないと思います。
ただ、管理人としてはこの価格を出せるなら、同じ価格帯で穀類が一切含まれていない、グレインフリーのキャットフードをおすすめします。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「クプレラ」の価格を比較して最安値を決めたいと思います。(※価格は全て1.8kgとなっています)
- amazon ⇒ 3381円
- 楽天 ⇒ 3059円
最安値は楽天の「3059円」でした。送料は含んでいないので、別途必要になります。
まとめ
以上「クプレラ」の原材料や成分を解析してみると、危険なものはなく、安全な原材料ばかり使われていました。
その結果、A~Eの5段階評価中の「B」だと評価しました。
穀類が使われていることが少し残念ですが、それ以外は安全な原材料が使われているので、気になる方は一度試してみてもいいと思います。
粗脂肪は抑えられカロリーも平均的とヘルシーになっており、実際に口コミでもダイエット効果がでていたので、肥満気味の猫が痩せるためにクプレラをおすすめします。