こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
天然の生肉や魚をたくさん使うことによって高い消化率を誇るキャットフード「ジウィピーク」。
フードの栄養素をほとんど吸収できるように天然素材を使っているそうですが、実際に使用している原材料や成分はどうなっているのでしょうか。
猫にとって安全なフードなのか原材料や成分を徹底分析し、判断したいと思います。
日本総代理店レッドハートが販売する「ジウィピーク」って?
商品名 | ジウィピーク(エアドライ・ラム) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 2,782円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫用 |
内容量 | 400g |
生産国 | ニュージーランド |
備考 | 特になし |
主な特徴は以下の「3つ」になります。
- 高品質のラム肉
- 優れた栄養バランス
- エアドライ製法
高品質のラム肉
世界で最も高品質だといわれているニュージーランド産のラム肉を100%使用しています。ラム肉は体の臓器や筋肉などを作るのに欠かせないタンパク質が豊富に含まれています。
また、脂肪燃焼などの効果にも期待ができるので、健康的な体型維持ができそうです。
優れた栄養バランス
生レバーや生トライプといった内臓を配合することによって、バランスよく必要な栄養素を摂ることができます。
サプリや栄養添加物ではなく、内臓から必要な栄養素が摂れるのは、肉食動物である猫のことを考えると嬉しいポイントです。
エアドライ製法
熱によって失われやすい栄養素をできるだけ失わないように低温でゆっくりと乾燥させるエアドライ製法が施されています。
猫にとって重要なタンパク質は熱によって失われやすいので、この製法だと失わずに済み、しっかりと摂ることができそうです。
ジウィピークの対応年齢は成猫用となっています。最も活発に運動する成猫期にしっかりと栄養素が吸収できるのは、助かりますね。
原材料と成分を徹底分析!
実際にこだわったという天然素材の「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
生肉・内臓・魚介類…98%(ラム生肉、シープハート生肉、シープレバー生肉、シープトライプ生肉、シープキドニー生肉、シープラング生肉、ラムボーン、ニュージーランド緑イ貝)
乾燥海草
ミネラル類(マグネシウムアミノ酸複合体、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、セレン酵母、マンガンアミノ酸複合体)
ビタミン類(B1、葉酸、D3)
酸化防止剤(天然ミックストコフェロール/ビタミンE)
次に保証成分をチェック!
代謝エネルギー560kcal/100g
たんぱく質36.0%以上、脂質35.0%以上、粗繊維2.0%以下
水分14.0%以下、灰分8.0%以下、コンドロイチン硫酸1300mg/kg以上
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
安全なキャットフードとして、原材料と成分はどれだけ満たせているのか確認していきます。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
猫の体に悪い人工着色料などは使用されていませんでした。酸化防止に使っている「ミックストコフェロール」と「ビタミンE」は天然成分なので安全です。
危険な添加物は使われておらず、天然成分の酸化防止剤を使うなど安全性が高くなっているので安心して与えることができます。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
肉食動物である猫にとって肉類が98%も含まれているのは、かなり評価できます。また、使用しているのが、全て新鮮な「生肉」だということも評価できます。
ただ、ラム肉が使われているキャットフードは珍しいので、普段チキンや魚がメインのフードを食べている猫は食いつきが悪いかもしれません。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料は「ラム肉」と、猫にとって最も大切な栄養素といえる動物性タンパク質が主原料に使われているので栄養価は高いといえます。また、公式によると消化率が95%以上と高くなっているので栄養の吸収も期待できます。
ダイエットはできそうなのか保証成分を確認すると、カロリーは560カロリー、脂質は36%以上と非常に高くなっていました。そのため、ダイエットは難しいかもしれません。
ただ、脂肪燃焼効果のあるラム肉が主原料なので、給与量を守り、しっかりと運動をすれば太る心配はないと思います。
3.「穀物類」への対応は?
トウモロコシや小麦などのアレルギーを引き起こしやすい穀類は一切不使用のグレインフリーとなっています。
穀類は量が多ければアレルギーだけではなく、消化不良を起こす可能性もあるので、使われていないのは安心です。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
尿路結石や毛玉ケアなどの病気への対策はされていませんでした。このフードは特定の病気ではなく、猫が野生のときに取っていた食事に近づけることによって、本来持っている免疫力を向上させ、体全体の健康を維持しているんだと思います。
ちなみに、このフードは病気などで体力が低下しているときでも、消化管に負担なく栄養をそのまま吸収できるようにサポートされています。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
鶏脂肪やサーモンオイルのような動物性油脂や、ヒマワリ油やココナッツオイルのような植物性油脂は一切使われていませんでした。
原材料を見る限り、上記のような油は使われておらず、恐らく98%含まれているラム肉の油を使っているんだと思います。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
ジウィピークの原材料は「人が食べる物と同様に素材にこだわっている」とのこと。あくまで、ヒューマングレードの品質ではないので高いとはいえませんが、素材にこだわっているようですので悪くもなさそうです。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
ニュージーランド食品安全当局(NZFSA)の規定する管理に従って製造されているとのこと。そのため、製造前の品質チェック、品質管理全てできているといえます。
ただ、工場についての説明がなかったので、少し信用性に欠けます。
【結論】ジウィピークを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「ジウィピーク」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | B |
主原料の品質(栄養価) | A |
穀物対策(病気予防) | A |
油(脂肪分) | C |
ヒューマングレード | C |
製造前チェック(安全性) | B |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:B
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「ジウィピーク」を総合評価してみた結果「B」だとわかりました。原材料をまとめてみて、相性の悪い穀物は一切使わず、猫にとって大事な肉類がたくさん使われている安全なキャットフードだと思いました。
ただ、B評価にした理由が2つあります。まず、1つ目が「カロリーの高さ」です。カロリーが560カロリーと平均よりも200近く高くなっています。日本に住む猫のほとんどが室内飼いとなっているので運動不足になりがちです。もし、運動不足の状態でジウィピークを与えると肥満になるかもしれません。
2つ目の理由は「価格の高さ」です。400g約3000円と非常に高価となっています。これを毎日、愛猫に与えるのは、あまり家計に優しくありません。
以上、2つの理由からBランクとさせていただきました。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「ジウィピーク」を購入したかたの口コミや評判をまとめました。ぜひ参考にしていってください。
よく食べてくれました!健康に良さそうなので続けたいのですが、とにかく高すぎます。<口コミ&評判 ユーザー1>
全く食べてくれなかったです残念です近所の野良にあげました
<口コミ&評判 ユーザー2>
食いつきはめちゃくちゃ良いです。ジャーキーみたいな美味しそうな香り。消化率が良いとの事ですが、まさに。そして便のニオイもあまりヒドくないです。(何故だろう)変な添加物入ってないようで、良いですが、、お値段高いですね。超高級。
<口コミ&評判 ユーザー3>
以前から使っている商品でアレルギーの猫用の一種類です。今のところなんの問題もなく使用させてもらってます。で
<口コミ&評判 ユーザー4>
残念ながらうちのにゃんこはあまり食べませんでした。匂いが強いのですが、今まで嗅いだことのない匂いなので食べないのかな、と思いました。
<口コミ&評判 ユーザー5>
食物アレルギー持っている猫の飼い主さんから安心して与えられると好評でした。
食いつきは匂いのキツイ生肉を使っているせいか食べる猫と食べない猫で、はっきりと別れるようです。そのため、好き嫌いが激しい猫は食べないかもしれません。
最も多かったのが価格の高さについてでした。ほとんどの飼い主さんが高いと感じていました。私としては毎日与えるフードよりも、おやつ感覚であげるのがいいと思います。
ジウィピークはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
ジウィピークはカロリーが高くなっているので、もう少し体重を増やしてあげたい、痩せ気味の猫におすすめします。
また、アレルギーが出にくいラム肉が使われているので、獣肉アレルギーで悩んでいる猫にもおすすめできます。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「ジウィピーク」の価格は「2782円」となっています。
1日辺り50gとして計算すると「347円」でした。キャットフードの中でもトップクラスに高い価格設定になっています。肉類が98%も使われていることを考えると仕方がないようにも思えますが、もう少し家計に優しくしてほしいです。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「ジウィピーク」の価格を比較して最安値を見つけたいと思います。
- amazon ⇒ 2782円
- 楽天 ⇒ 2808円
最安値はamazonの「2782円」でした。価格設定が非常に高くなっているので、少しでも安いところで購入したほうがいいと思います。
まとめ
以上「ジウィピーク」の原材料や成分を分析してみると、肉類を98%配合した、栄養豊富なキャットフードだと分かりました。
その結果、A~Eの5段階評価中の「B」だと評価しました。
毎日の食事として与えるならアレルギーに悩んでいる猫か、痩せ気味の猫におすすめです。
もし、それ以外の猫にも与えるなら価格設定が高いので、毎日の食事よりも、おやつやご褒美などのときに与えるのがいいと思います。