こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
キャットフードの原材料に含まれる「〇〇ミール、〇〇副産物」などがとても怖い原材料だと説明してきました。
そんな中で、今回はパッと見た目でそこまで害のない感じがする「〇〇ミール」を紹介したいと思います。
それは「大豆ミール」です。
一見、大豆の成分が入っているようでそこまで危険な感じがしないと思います。ですが、他の「〇〇ミール」と比べても全く見劣りしないぐらい危険な原材料なんです。
大豆ミールとは?
大豆ミールとは、大豆から油脂分や有用成分のほとんど搾り取った「カス」です。つまりゴミと同じなんです。
「それでも何かしら栄養があるんじゃないの・・・?」
確かに、ギリギリまで搾り取ったカスではありますが、食物繊維としての意味はあるかもしれません。ですが、猫の体には食物繊維を補給する必要はないのです。
まだ、ゴミを食べているだけならマシかもしれません。しかし、この大豆ミールを猫ちゃんが食べてしまうと、「腸内異常発酵を起こして通常の5倍近い量のガスが発生する」と言われているんです。
そしてこれが原因になって引き起こされるのが鼓腸症という病気です。この鼓腸症がひどくなると、猫の体内では動脈が圧迫されて脳に十分な血液が送れなくなって、最悪の場合、『ショック死』してしまうことだってあるんです。
でも、ショック死したとしても誰もキャットフードが原因だとは疑いませんが・・・。
猫ちゃんに大豆ミールは不要です!
猫ちゃんも、少しの量であれば穀物も食料とします。それは栄養補給に必要だからです。しかし、大豆ミールは必要ありません。
大豆自体に全く栄養がないというわけではないのです。しっかり有用成分が含まれている栄養のある大豆であれば、食べていてもある程度は問題ありません。
しかし、有用成分が搾り取られたカスのような「大豆ミール」を食べていては、体に悪影響を及ぼすだけです。ちなみに、この大豆ミールは畜産動物の飼料としても使用されないほど有害です。
このような危険な原材料「大豆ミール」のことを私たち飼い主が知らなければ、猫ちゃんはこれを食べ続けるしかありません。
自分の体に有害な「ゴミ」を毎日食べるしかないのです。
私たちよりも嗅覚が鋭い猫ちゃんが、一体毎日どのような気持ちでこのキャットフードを食べているのかはわかりません。しかし、少なからず猫ちゃんは気づいているでしょう。
この大豆ミールの怖さに・・・。