こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
ネット上にある様々なサイトで、キャットフードに「規制や表示義務はない!」と言われていますが、実際には規制や表示義務はあります。
ただし、それがきちんとし機能しているかは別問題ですが・・・。
そんな中で、添加物の中でも特に危険だといわれる「塩分」があります。実際に粗悪なキャットフードには塩分がたくさん含まれています。
もちろん、規制や表示義務があるのにそのような害のあるキャットフードは販売停止にはなっていないんです。それだけでも、何のために法律があるのかよく分かりませんよね。
実際にそのような粗悪なキャットフードは、近所のホームセンターやドラッグストアなどで普通に販売されています。
なぜキャットフードに塩分を入れるのか?
それは、食い付きを良くするためです。粗悪なキャットフードにはそれなりの素材しか入っていません。まだ”それなりの素材”ならいいのですが、とても食品とは呼べないものまで含まれているんです。そのようなものを猫ちゃんが食べるはずがありません。
本来は、新鮮な素材の味を生かしてキャットフードを生産すればいいのですが、無理矢理にでも添加物を混ぜて食いつきをよくしないと製品として販売できません。
そこで登場するのが塩化ナトリウム(塩分)です。
塩化ナトリウムで食いつきがよくなる?
基本的に猫ちゃんは高タンパク、高脂肪、高塩分を好んで食べます。これは人間とよく似ていますよね。
ただ、もともと猫ちゃんは肉食動物なので、草食動物を主食にしてきました。特にその中でも好んで食べるのが草食動物の「腸」なんです。
腸の中には草食動物が食べてまだ消化できていない草があります。まずはそれらを腸といっしょに食べてしまい、その後に肉や骨を食べるんです。そして塩分やミネラルは、岩塩や土を食べて補給して体の栄養のバランスを保ちます。
ただし!!!余分に塩分を取ることは絶対にしません。
なぜなら私たち人間と同じように、塩分を摂り過ぎることによって喉が渇いて、水を大量に飲まなければいけないことを猫ちゃんたちはわかっているからです。
これらの行動を見ていると、私たち人間と同じような感覚ですよね。私たち人間でも塩分が多いものを食べれば、その後は必ず喉が渇くと思います。それは体の中に塩分を摂りすぎて、水を飲むことによってその塩分を中和しようとしているんです。
私たちが本能的にとっている行動は、猫ちゃんからしても同じことなのです。
そんな塩分を大量に含むキャットフードがある!!
余計な塩分を絶対に取らない猫ちゃんですが、キャットフードには香料の代わりに塩分を大量に含んでいるものがあります。
それは、塩分という香料で猫ちゃんをダマし、食いつきが良くなるようにされたものです。
少量ならまだいいのですが、このようなフードに含まれている塩分(塩化ナトリウム)の量がすごいんです!
なんと100gの中に「1.5gから2g」も含まれているものがあるんです。これは全体の2%に当たる数値です。
実際にこの数値を聞いてもあまりピンっ!とくる方はいないと思います。
しかし、あのしょっぱい海水は塩分が100g中「3g」含まれていると言われています。要するに全体の3%です。
海の水を飲んだらわかると思いますが、ビックリするぐらい辛くて飲めたものではありません。その海水とほぼ同じような塩分がキャットフードに含まれているんです。もし、海水を真水で半分に薄めたとしても、まだまだしょっぱくて飲めたものではありません。
そんな異常なぐらいの塩分を多く含んだキャットフードを、毎日私たちの家族の一員である愛猫が食べているのです・・・。
冒頭にも言いましたが、キャットフードに規制や表示義務はあります。しかし、実質的にきちんと機能しているかはどうかは別問題なんです。
結局のところ、飼い主がそんな粗悪なキャットフードから守ってあげないと、知らない間に猫ちゃんの寿命がどんどん短くなっていくのです。
この記事を読んだ方は早速、今食べているキャットフードを見直してみてください。愛猫の一生はあなたの手にかかっているのですから。