こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
愛猫が病気やアレルギーなどを引き起こして、獣医さんのところに連れて行き、「愛猫のために手作りキャットフードを作ろうと思っているのですが・・・」と聞くと必ずこう答えられます。
「それはやめて下さい!」
どうして手作りキャットフードはいけないのでしょうか・・・。
愛猫が病気やアレルギーを引き起こした時に、今食べているキャットフードに問題があるのだと気づいて、手作りフードに替えようと思うのは自然な流れだと思います。
しかし、手作りキャットフードは愛猫にとってとても危険性が高いんです。
手作りキャットフードはなぜいけないのか?
最近は、猫ちゃんを買う家庭がとても増えてきて、家族の一員のように大事に育てる飼い主さんが増えてきています。
「猫ちゃんにも私たちと同じような良い食べ物をあげたい!」
このように愛猫のことを思って食事に気を付けようと思う方も多いのです。だから実際に、手作りキャットフードを作る勉強会のようなものも最近増えてきています。
ですが、獣医師の先生に聞くと、
「手作りキャットフードはやめたほうがいいです!」
このように言われるでしょう。
どうして手作りキャットフードがダメなのかというと「完璧な栄養バランスを整えた食事を猫ちゃんに与えるのは、素人では無理だから」という理由です。
私も実際に手作りキャットフードを作ったことがありますが、まず食材を加熱処理します。この加熱処理が問題で、これをしてしまうと猫ちゃんに必要なミネラルやビタミンなどの多くの栄養素が全て失われてしまうんです。
もともと、生食の猫ちゃんに必要な栄養が十分摂れないために、猫ちゃんは栄養不足になっていきます。そうなると普段食べないおやつを食べたりして、栄養を無理矢理補うようになります。
こんなことになってしまっては、手作りでキャットフードを作っている意味がありませんよね。
何より、毎日きちんと猫ちゃんの体調を管理して、1日に必要な栄養を十分に満たすことができる手作りキャットフードを作るのは本当に大変です。だって私たち人間が食べるものですら完璧に栄養が摂れているかどうかわかりませんよね^_^;
それなのに、猫ちゃんの食事だけ完璧にするのは不可能だと思います。
だから獣医師の先生も、
「手作りキャットフードを作るのはお勧めしません。市販のキャットフードでもきちんと栄養を満たすことができるので、猫ちゃんからしてもそれが一番いい選択だと思いますよ。」
このようにおっしゃっていました。
手作りキャットフードより「市販のキャットフード」をおすすめします。
もちろん、市販のキャットフードの中にも粗悪な原材料や危険な添加物が含まれたものがあります。
ただし!!!
どのようなキャットフードでも手作りキャットフードより危険性はありません。
もし、それでも手作りキャットフードを与えたいという方がいるなら、徹底的に猫ちゃんの体調を管理して、栄養をきちんと摂れる食材を毎日きちんと調理してから食べさせてあげてください。
私たち人間と違って、猫ちゃんは毎日規則正しく行動しないとストレスを感じて体調を壊したりします。1日でも満足に栄養がとれない手作りキャットフードを与えるなら、それは猫ちゃんの体が崩れていく原因になります。
何より、毎日コロコロと食材や料理を替えるだけで猫ちゃんはストレスに感じます。それでも手作りキャットフードを与えたいと思うかどうかは、あなた次第だと思いますよ。