こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
キャットフードは小粒で茶色く、コロコロしてて固いものですよね。ドライタイプのメリットは以前お話しましたが、「ドライタイプは半永久的に腐らないし、劣化もしない」と考えている方が少なくないはずです。
確かに餌や飼料として見るなら、そのような考え方をしてしまうのも無理はありません。
しかし食品として考えた場合、果たして開封してから何ヶ月も劣化しないで保存できるものなんて本当にあるのでしょうか・・・
どこを探してもそのようなものはないはずです。だから、それは誤った認識なのです。キャットフードはあくまで「生モノ」です。
私たちが食べるものと同じように開封後はできるだけ早く食べきるのが一番良いんです。そうしないとだんだん酸化していき、最終的には猫ちゃんの体に害を及ぼす食べ物になってしまいます。
そうならないために、キャットフードの保存方法と保存期間について詳しく説明します。ドライタイプのキャットフードを買い与えている飼い主さんは必ず読んで下さい。
この内容は、今食べているキャットフードが良いものなのか、それとも悪いものなのかを見極める材料にもなるので^^
キャットフードの保存期間について
キャットフードにはすぐに酸化して腐らないように保存料(酸化防止剤)が必ず含まれています。これを危険だという人もいると思いますが、私たちが食べる食品の中にも含まれているものです。
ただし、その内容によって危険かどうかがわかります。人工的に作られた保存料であれば、危険ですが、天然から取れる保存料であれば危険性はありません。
ここもキャットフードの良し悪しが分かるポイントなのですが、少なからずわかっていただきたいのは、どのようなキャットフードにも酸化防止剤は含まれているということです。でないと、開封後たった1日で腐ったりしますから。そんなキャットフードだと使い勝手が悪すぎますよね^_^;
ただし、いくら天然成分の保存料を混ぜていようが、大体「開封後2ヶ月程度」までには食べきらないと徐々に劣化していきます。
良質なキャットフードであれば、普通に毎日食べていれば開封後1ヶ月程度で全て食べきることができると思います。
なぜなら、猫ちゃんの年齢や体重によって食べる量がきちんと決められているからです。その基準をもとにして、キャットフードが新鮮な状態で食べられるように「量」まで全て決められています。
良質なものはそこまで全て管理された状態で販売されているので、その基準を参考にすると「重量が2kg程度が約1ヶ月から2ヶ月程度で食べきれる量」となります。
だから「18kgのキャットフード」なんてものは、2kg程食べた後からは徐々に劣化していくのです。全て食べきる頃になると、ほぼ腐っている状態と言っても過言ではないでしょう。
もちろん、どんなものでも開封しなければ2年程度は保存することができます。
様々なサイトを見ていると「保存期間が1ヶ月程度のキャットフードを買いましょう!」と書かれていますが、本当に見なくてはいけないのが『保存期間と重量のバランス』です。
保存期間が2ヶ月から3ヶ月程度なのに「8kg入りのキャットフード」なんてのは、その期間中に食べきることはできません。つまり劣化したものを最終的に食べないといけないのです。
だから本当に良質なキャットフードは、保存期間と重量が適正な数値になっています。それを踏まえて見るべきは、
- 保存期間が1ヶ月から2ヶ月程度
- 重量は2kg
この2点をまずは確認しましょう。
キャットフードの保存方法について
キャットフードは空気に触れた時点で酸化していきます。だから、使った後はきっちり密封しないといけません。少しでもキャットフードを長持ちさせたいのであれば、このようなものを使って2重、3重にとめるといいでしょう。
そして保管場所は「冷暗所」で保存するようにしてください。夏は特に注意が必要です。湿気が溜まってしまうと酸化する原因になってしまうので、夏は冷蔵庫で保管することをおすすめします。
冷蔵庫は良質なキャットフードの保存方法として、キャットフードメーカーも推薦する方法ですが、冷蔵庫に入れてしまうと湿気で水滴が溜まり、それが酸化する原因になるデメリットもあります。
しかし日光が当たらないところで、なおかつ夏でも温度が上がらない場所なんて限られていると思います。
そこで保存できない場合は、迷わず冷蔵庫使ってください。高温になって湿気が溜まるよりも、低温で湿気が溜まった方がまだマシです。
保存方法についてまとめると、
- 開封後は必ず密閉して保存する
- 冷暗所で保存する
この2点に気をつけていればキャットフードの酸化をできるだけ抑えることができます。
酸化してしまうと腐っているものと一緒なので、飼い主のあなたがきちんと管理してあげてくださいね^^