こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
あの愛くるしい猫ちゃんが肉食動物だってことを知っていましたか?
なついてくる姿なんてとてもかわいくて、たまらないほど可愛い猫ちゃんですが、野生の時は生きた小動物を捕食する肉食動物だったんです。
今は、ペットとして人間に飼われているので、普段そのような小動物を狩って食べることはありません。食べているのは「キャットフード」だと思います。
そんな猫ちゃんが毎日食べるキャットフードには「食べてはいけない危険なもの」がたくさん含まれているんです。
挙げるとキリがないのですが、代表的なもので「穀物類」です。穀物類は猫ちゃんに悪影響を及ぼす原材料なんです。
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肉食動物は穀物を消化できません。
人間は穀物を主食としますが、主にそれを消化するための小腸が長く作られています。しかし、猫ちゃんはどうでしょうか。
人間と比べて明らかに体格が小さく、体の中にある臓器も小さいのです。だから小腸も短く、穀物をきちんと消化することができません。
ちなみに肉類であればたった4時間で消化することができるのですが、穀物は16時間もかかるのです。結果的に、肉類よりも4倍も消化する時間がかかってしまい、身体の中に溜まってしまうのです。
ただ、穀物類が全て危険だというわけではありません。なぜなら、穀物類はその消化時間の遅さから腹持ちを良くするというメリットがあるんです。
だから、穀物類が全く入っていないキャットフードも問題なのです。
そんなキャットフードの中にはグレインフリー(穀物不使用)のものがあります。その中には、穀物よりももっと腹持ちが良くて、安全性が高い原材料が使われているものもあります。穀物が入っていなくてもそのようにきちんと考えられて作られているキャットフードもあります。
市販のキャットフードは違います・・・
穀物の量が少なければいいのですが、市販のキャットフードはそうではありません。こちらをご覧ください↓
穀物が一番始めにきていますよね。つまり、このキャットフードの主原料とも言える部分に書かれているのが穀物類であり、一番多く混ぜられているのです。本来はここに肉類が書かれていないといけません。
このように穀物がたくさん混ぜられているキャットフードを猫ちゃんはうまく消化することができません。消化不良を起こし、消化器官系に問題を引き起こします。その結果、尿路結石やヘアボールのトラブル、関節炎など様々な病気になってしまいます。
まだ、早い段階でそれらの病気を治療してあげれば最悪の事態を防ぐこともできます。しかし、その状態のまま放置していると愛猫の体は徐々に体が弱っていき、免疫能力も低下してしまい、最終的には亡くなる猫ちゃんもいます。
猫ちゃんが「肉食動物」だということを忘れてはいけません。
あの可愛い姿から肉食動物というイメージが薄れていっていますが、猫ちゃんにとってどんなものよりも体に必要なのは「肉類」なんです。
肉類を食べないと猫ちゃんはきちんと栄養を摂ることができませんし、体の健康を維持することもできません。
しかし、肉類はコストが高く高価な原料です。穀物はコストが安く安価な上、キャットフードをかさましするために、市販のものに多く配合されています。そのようなキャットフードを愛猫に与えることは絶対におすすめしません。
猫ちゃんが本来必要なのは肉類を多く含んだキャットフードです。それは必ず覚えておいてくださいね。