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動物病院.jp > 動物病院 基礎知識:治療費の工面に苦しむ前に

治療費の工面に苦しむ前に

動物には社会保険も国民健康保険もありませんので、どうしても割高感がついてまわります。ペットを大事にしている飼い主さんは、健康なときでも、爪きり、体重測定などをきっかけに、動物病院を訪れる機会をつくります。コンスタントにお医者さんに診せれば病気の早期発見につながり、巨額の治療費を負担する必要はなくなるからです。しかし普通の飼い主さんはそこまでなかなか手がまわりません。避妊手術や病気の診察のために初めて動物病院を訪れる人がほとんどです。

そこで気になるのが、診察や治療にかかるペットの医療費ですが、これに関しては興味深いデータをご紹介しましょう。

社団法人日本獣医師会が運営しているサイトに1999年の「小動物診察料金の実態調査結果」という一覧表が掲載されています。これは財団法人日本獣医師会が行なったアンケート調査結果で、全国1,600人余りの獣医さんから得られた回答をまとめたものです。

まず誰もが払う初診料ですが、もっとも高いところで、4,499円。下は0円、平均は1,191円とありました。次に猫の避妊手術代を見てみましょう。オスもメスも一回5,000円未満でやってくれる病院もあれば、最高は5万円以上のところもあり、オスの平均が1万1,541円、メスの平均は1万8,496円でした。猫一頭の入院費用は平均が2,575円ですが1万円以上のところもありました。犬は、体重次第で、麻酔、点滴、注射、薬の分量、入院費すべて変わってくるのでここでの言及は避けますが、料金設定は病院ごとにかなり開きがあるのはお分かりいただけたでしょうか?

待合室に料金表が掲示されている場合は比較的容易に予想がつきますが、そうでない場合は注意が必要です。一番避けたいのは、料金がわからないうちにどんどん治療費がかさんでゆき、支払いのときにびっくり仰天することです。そうならないよう、コミュニケーションをしっかりとって、治療を始める前に大体どれくらいの出費を覚悟すべきなのか、獣医さんに訊いて下さい。(訊きにくくても、訊いて下さい。)そして、一括では負担しきれない金額になりそうだと分かったら、分割で払わせて欲しいことを、はっきり告げて下さい。もし、分割でもまかないきれないくらいの金額だったら、負担できる金額の上限を医師に伝えるのです。獣医師は、あなたが払える治療費の範囲内で、回復に向かわせるもっとも良い方法を考えてくれるでしょう。

事前に納得できる説明をせずに治療にとりかかろうとする獣医の場合は考え直した方が良さそうです。