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動物病院.jp > 動物病院 基礎知識:検査マニアは大病院がお好き

検査マニアは大病院がお好き

あなたは身体の変調を自覚したら、なにはさておき、まず大病院に駆け込んで検査を受けるタイプですか?それともホームドクターに相談するタイプですか?なかには大病院をこよなく愛する人もいますが、ホームドクターは、その変調が一過性のものか、重大な病気の前兆なのか、ある程度の予測ができます。検査にはそれなりのコストや時間がかかるだけでなく、心身への負担が少なくないものもあるので重大な疾患の兆しが見えない患者さんに検査はすすめないのが一般的です。

ところが最近は少子・高齢化が進み、ペットも家族の一員としての地位が上がってきました。ペットの治療費がいくらかかってもいいから、高度な医療を受けさせたい、と願う飼い主もさんも増えています。そういう飼い主さんは、いきなり大病院へ行く患者さんと同じような基準で動物病院選びをする傾向があり、専門医のいそうな大病院でペットに診察・検査を受けさせようとするようです。獣医科大学には付属の大学病院がありますが、残念ながら専門医が揃っていなかったり、診察を申し込んでも待ち時間が何週間もあったりで、十分な診察施設としての機能を果たしているとはいえません。現在の獣医科診療では専門医療に必要な機器を備えた個人の動物病院がその代わりを果たしているのです。従って、専門医のいる動物病院探しは、人づてと口コミに頼っているというのが現状です。(大病院なら大丈夫に違いないと思ってきた飼い主さんにはショックかもしれません。)

これらの理由からあなたのホームドクターは、(9)大病院や専門医とのネットワークを持っている先生である必要があります。日ごろから同業者とよい関係を築けていないと、人づて&口コミのネットワークから孤立してしまい、重症の動物がきたらお手上げになってしまうのです。同業者間コミュニケーションが上手くいってないときは、かかりつけの獣医さんから専門医へのバトンタッチもスムーズに行きません。病歴や、血液検査、発病の経緯などのデータがきちんと伝わってないことがあり、飼い主さんを不安に陥れてしまうこともあるようです。いい先生と呼ばれる人は、よく勉強していて「夜更けに発病したら、ここ」、「皮膚疾患なら、どこ」、「心肺系の疾患なら同期のだれそれ先生」、「整形外科の誰々先生にお願いしよう」……というように的確な紹介先を多数知っています。

紹介先の治療が終了したら、かかりつけの先生へ必ず戻って下さい。