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動物を拾ったら

まず、どんな動物を拾った場合でも言えることですが、自宅に連れ帰らずに、獣医さんに直行です。小さな動物は、見つけたら必ず、獣医さんに到着するまでの間、夏でも、保温を心掛けて下さい。タオルに包んだり、使い捨てカイロを使用するなどして、暖かくするのが理想です。拾った動物はなんらかの病気を持っている可能性が高いです。悲しいことですが、病気にかかってしまったから捨てられた可能性も考えられます。自宅で、すでにペットを飼育している場合は、拾った動物が持ち込んだ病気のせいで、ペットが全滅というケースもあります。獣医師のもとで一通りの検査が済んでからでなければ持ち帰るべきではありません。

もっとも拾う頻度が高いと思われるのは、ダントツで仔猫だと思います。猫用人工ミルク、哺乳瓶など、必要最低限のものは獣医師に頼めば分けてくれます。アドバイスを受けながら、新米ママのつもりで優しく接して上げて欲しいものです。また、拾ってしまっても飼って上げられないときは、里親探しも拾った人の責任で行なって下さい。せっかく助けた命を、面倒だからとまた捨ててしまっては余りにも気の毒です。

比較的美しい毛並みの大人の犬や猫を拾った場合は飼い主さんが必死に探している迷い犬・迷い猫の場合が多いです。なるべく早く警察に届け、飼い主さんを安心させて上げて下さい。しかし、一定の期間が過ぎても飼い主さんが現れないということがまれにあります。それは、捨てられていた動物に問題行動があったり、病気にかかっていたりして、飼い主の手に負えなくなったような場合です。問題行動とは、しつけに失敗し、やたら吠える、咬む、引っ掻くなど、一緒に暮らしたく思わないような行動を頻繁に繰り返すことです。そのような犬や猫でも、プロのアドバイスを受けながら世話をすれば、問題行動を矯正できる可能性はあります。

そして最後、都会ではあまり機会がありませんが、野生動物を拾ってしまった場合も獣医師が頼りです。各自治体に連絡し、傷病野生鳥獣保護指定獣医師を紹介してもいましょう。指定獣医師と連絡がついたら、速やかに引き渡してください。天然記念物など、法律で飼育が許されていない動物もあります。そのような動物を連れ帰り保護すると、例え善意から出た行動だったとしても責任を問われることがあります。知らなかったではすまない場合もあるので注意が必要です。また、キタキツネなどはエキノコックスという人畜共通感染症のウイルスを保持しているかもしれません。触ってしまったら、手だけでなく、全身をよく洗って下さい。